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Kei-Type462012-09-05

アニメが思いの他に面白かったので、次におれがとる行動なんてものはだいたい決まっている。

そういうわけで買いましたよ「人類は衰退しました」。
まぁ手っ取り早く衰退人類的世界観最新話を確認したかったので、買ったのは現最新話7巻。

人類は衰退しました 7 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 7 (ガガガ文庫)

ハヤカワ価格にすっかり馴れきってしまっていた身としては1冊580円(税抜き)とはなんとお買い得な事かとあいかわらずイランところで感心。

で、早速読み終わりましたとも。
ラノベという事もあってか、リーダビリティ高いっすね。
ストレスなくサクサク読めると言うのはおれみたいな娯楽小説読みには嬉しい限り。
アニメをおおよそ観ていたせいで、世界観はばっちり理解しているしなー。

ちなみにですが、つい先日読み終わった「屍者の帝国」よりもナンボか面白かったように感じました。
屍者の帝国ってあの本、あくまでも本としての成立過程が多少ドラマチックってだけで、中身は円城塔がかなり窮屈そうに伊藤計劃の文体をエミュレートしていたような印象しか感じませんでしたわ。
まぁこんな事を言い出した途端に伊藤計劃ファン(っていうか信者?)からはすげー反発くらいそうだわぁ。
[rakuten:hoshinobk:10002931:detail]
この「屍者の帝国」だけど、ラストは言葉についての考察・描写多数ではありまして、そこいら辺りと読んでいる最中は「ここいら辺りは神林長平に書いてもらったほうがシンプルかつ素敵になっちゃうんじゃねーだろうか?」とばかり考えていましたよ。